「口の開閉時に顎に痛みが生じる」「顎を動かした時にカクカクと音がする」「大きく口が開けられない」などの症状を総称したものを、顎関節症と言います。主に、ブラキシズム(歯ぎしりなどの咬合習癖)やかみ合わせの異常などによって発症するとされています。これら以外にも顎関節症の主な症状には、頭痛、首や肩の痛み・こり、耳鳴り、舌の痛み、味覚障害、口の乾燥、眼精疲労などがあり、「筋肉まわりの障害(Ⅰ型)」「関節包・靭帯の障害(Ⅱ型)」「関節円板の障害(Ⅲ型)」「関節の変形による障害(Ⅳ型)」の4つの群に分類することができます。このうち、最も多いのが「関節円板の障害(Ⅲ型)」です。ただし、これらの症状は他の病気が原因で起こることもあるため、慎重な判断が重要となります。当院では適切な診査・診断により、鑑別を要する疾患あるいは障害を除外した後に、症型の樹形図をもとに顎関節症を正確に見極めてから治療に移ります。